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2021年05月15日の記事は以下のとおりです。

いわさきちひろさんの絵3

  • 2021/05/15
キッズノートでお知らせしてくれたデユシマ社製のピラミッド。

ドイツは子どもの発達の専門家、医師、児童心理の先生、保育士、デザイナーなどが集まって、子どもの遊びという主題に向けて知恵を出し合い遊具を開発するフレーベル以来の何百年という伝統があります。

ドイツのみならず、ヨーロッパの児童福祉先進国と呼ばれる国ではどこも同じで、そこで培われたノウハウやCE(ヨーロッパ安全基準)を満たした遊具を岩崎保育園で使用しています。
CEは昔シュピールグート認証と呼ばれ子どもの遊具の基準で世界で一番厳しいものになっています。(という認識でしたが、こどものとも社さん間違ってたらお伝えください。)

この写真の大きなピラミッド遊具でもって赤ちゃんの探索行動を助けるネライですが、赤ちゃんのつかまり立ちとか、探索行動を大真面目に研究して、企業体が延々と考え開発していく、この姿勢は日本の保育指針にも受け継がれております。

子どもの遊具だからこの程度のものでいいだろう、子どもが喜ぶからキャラクター入りのコップでいいだろう、とはみんな思ってないのですが、ドイツやヨーロッパの人たちはそういうこととは別次元で子どもの遊びを大切にとらえている、ということになります。

絵本も遊具も質の良い物を揃えて活動に導入します。

これの延長上の考えで、例えば大人が一生懸命に牛乳パックで遊具を作成したとしたら、それももちろん、大人の努力として高く評価されるべきものと思います。

でも岩崎保育園では、牛乳パックで遊具や備品を作成する、ということはせず、上記のような背景から既製品を購入して使用します。

話は飛ぶようですがイタリアの子どもたちは小さなころからダビンチの絵のようなものを日常的に目にする機会が多い、なぜかデザイナーとかそういう業界ではイタリアの人が抜きんでることが多い、これは因果関係があると思います。

アニメのような図柄の切り抜きよりも、絵本やいわさきちひろさんの絵のようなものを壁面に飾るということは、そのあたりから光をあてた考えでもあります。

では、岩崎保育園は、子どもたちに芸術家になってもらいたくてこのような取り組みをしているのでしょうか。

これについてはまた長くなるので次回に。




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