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2021年05月12日の記事は以下のとおりです。

パターンとして見てみる

  • 2021/05/12

ひまわりぐみ、さくらぐみのお友達は、ギラヴァンツ北九州のコーチによるサッカー教室がありました。

感染症流行の前は、年長のひまわりぐみさんは小倉南区の認定こども園のぞみ保育園、苅田町の与原保育園にサッカーの遠征試合に行ってました。

バスがのぞみ保育園や与原保育園に到着して、子どもたちがバスから降り立つと、毎年、先に園庭でサッカーをしているのぞみ保育園や与原保育園のお友達を前にじっと固まり、びっくりしたような、目を見開いて観察しているのか、何か思っているのかそのままフリーズしているお友達がおります。

圧倒されてるのだろうか?ドン引きしているのだろうか?恐いのだろうか?自信がないのだろうか? でも表情を見てると自信がなくて不安だみたいな顔はしていません。

「どした?」というと、今度はただこちらの顔をじっと見ているだけです。赤ちゃんのように指をさして「見て!」みたいなポーズもない。

これは、「自分が中心に回っていない」という一種の驚きというか、そういうものだと思えます。自分の目の前でたくさんの子どもたちが自分とは無関係に刻々と状況が変わっている、誰も自分に関心を示している様子はない、という状況を目の前にして、新鮮な驚きみたいなもの。
これを前に、ネガティブにとらえて泣き出す子もいるかもしれません。逆にワクワクして僕もしたい、やってみようと参加の意欲を示すのかもしれません。
今まで、岩崎保育園のお友達はこうしたときネガティブな反応を示す子はいませんでした。

この状況が自分の中の壁になって泣き出すような子がいれば、そのお友達は自分が中心に回っていないことに驚いたり戸惑ったりしているんだと解釈すれば、「きれいな園庭やね、転んでも痛くないから、サッカー終わったらしっぽとりしよう」「先生が見ているから~ちゃんと一緒にあそこでボール蹴ってみようか」など、じわっと背中を押す働きかけがイロイロ出てくるでしょう。

これが、大人の方で「この子は特別気が弱いのだろうか」「この子はこれだけ不安感が強いのは今何かそういうことが起こっているのではないか」「こんなに自信がないということは自己肯定感が薄いのだろうか」と感情の原因を追求する方に考えてしまうと、どんどんシリアスに重たく、どんどんネガティブになっていきます。

もちろん、そういうこともあるのでしょうが、どちらにしても、その場では証明できるようなことではない。ならば、フリーズしている子には「今日この場では自分が中心に回ってないぞ!」という違うパターンに対する反応だ、ととらえれば、ひとつの勇気づけのチャンスになると思います。ネガが逆転してポジに変わる、ということも頻繁にあります。

このパターンに働きかける、という方法はカウンセリングの現場で用いられることもある意識的なノウハウのひとつになります。
「自分はダメだ、この先やっていく自信がない、不安で胸が押しつぶされそうです!」という大人に「あなたはすべて完璧に自分でコントロ-ルしなければ人から変に思われる、みたいな行動パターンがあるのではないと思いました。事実はすべて完璧にコントロールできなかったからといって誰も気にしません」とカウンセラーが介入する方法と同じです。

さっきから、ヤフーの天気予報が気になります。雨、続くみたいですね、今年も昨年のような豪雨があるんでしょうか。気になります。



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