後戻りできないから
- 2021/06/11
わらべうたは決まった音階しか使わないそうで、これで子どもたちが引き込まれ笑顔になるのが不思議です。
このことは音楽のプロの先生もわからないと言ってましたが。
昨日の続きで、ティーンエイジャーのことは園のカバー年齢外なのですが、幼児期の発達を見る時くっきりするので簡単に見てみます。
ある程度の大人に対する信頼感や、いい悪いを区別することや、お友達と過ごして一緒に遊んだり葛藤したりの体験を積んではじめて、自己同一性 対 自己同一性の拡散の時期に入ります。だいたい13歳くらいから22歳ころまでとなっています。長いですね。
思春期です。
この時期くらいになると、自分のみんなの中での立ち位置とか、みんなからどのように見られているか、周囲や広く言えば社会から求められていること、などが客観的に見え始めます。
自分の欲求・プライドと、自分の立ち位置、社会からの要求に大きなズレがなければ心身ともに健康に発達するでしょうという感じなのですが、これが大きくズレていると葛藤も大きくなるでしょう、というところ。
みんなから客観的にどんなふうに見られているんだろう、みたいなところから鏡を見ることが多くなり、これまでの広く浅いお友達付き合いが、いつも何でも自分を認めてくれる親密な友達と一緒に過ごす時間が増えたり、大人からの期待が重苦しく感じ、時には彼らの世界がブラックに見えて反発したり、反発しなくてもギャップに人知れず悩んだりという世界に入ってきます。
これはみんな経験し通過する道でもあり、親友やメンターに恵まれればハッピーなんですが、幼児期・学童期から人に対する一般的な不信感とか疑惑、恐怖心が必要以上に強いまま、こうした時期に入るとどうなるでしょうか。これが「自己同一性の拡散」と呼ばれるものですが、ここでは述べません。
この時期に自分の立ち位置はここなんだ、自分はこんなふうな人と見られててそれは心地悪いことではない、「自己同一性=アイデンティティ」という難しい言い方をしてますが、これを獲得すると、次の段階へステップアップしていくことができる。
この時期に自分のアイデンティティを獲得できないと、ずっと同じ種類の悩みやお友達付き合いのパターンが続くということになります。
あ、自分はどうも対人恐怖感が強いから、3歳半に戻ってそこから仲間と過ごし直そう、と思ってもそんなことは出来ないので、保育園にいて過ごしている時期のタイミングを逃さないようにしたい、ということでもあります。
このことは音楽のプロの先生もわからないと言ってましたが。
昨日の続きで、ティーンエイジャーのことは園のカバー年齢外なのですが、幼児期の発達を見る時くっきりするので簡単に見てみます。
ある程度の大人に対する信頼感や、いい悪いを区別することや、お友達と過ごして一緒に遊んだり葛藤したりの体験を積んではじめて、自己同一性 対 自己同一性の拡散の時期に入ります。だいたい13歳くらいから22歳ころまでとなっています。長いですね。
思春期です。
この時期くらいになると、自分のみんなの中での立ち位置とか、みんなからどのように見られているか、周囲や広く言えば社会から求められていること、などが客観的に見え始めます。
自分の欲求・プライドと、自分の立ち位置、社会からの要求に大きなズレがなければ心身ともに健康に発達するでしょうという感じなのですが、これが大きくズレていると葛藤も大きくなるでしょう、というところ。
みんなから客観的にどんなふうに見られているんだろう、みたいなところから鏡を見ることが多くなり、これまでの広く浅いお友達付き合いが、いつも何でも自分を認めてくれる親密な友達と一緒に過ごす時間が増えたり、大人からの期待が重苦しく感じ、時には彼らの世界がブラックに見えて反発したり、反発しなくてもギャップに人知れず悩んだりという世界に入ってきます。
これはみんな経験し通過する道でもあり、親友やメンターに恵まれればハッピーなんですが、幼児期・学童期から人に対する一般的な不信感とか疑惑、恐怖心が必要以上に強いまま、こうした時期に入るとどうなるでしょうか。これが「自己同一性の拡散」と呼ばれるものですが、ここでは述べません。
この時期に自分の立ち位置はここなんだ、自分はこんなふうな人と見られててそれは心地悪いことではない、「自己同一性=アイデンティティ」という難しい言い方をしてますが、これを獲得すると、次の段階へステップアップしていくことができる。
この時期に自分のアイデンティティを獲得できないと、ずっと同じ種類の悩みやお友達付き合いのパターンが続くということになります。
あ、自分はどうも対人恐怖感が強いから、3歳半に戻ってそこから仲間と過ごし直そう、と思ってもそんなことは出来ないので、保育園にいて過ごしている時期のタイミングを逃さないようにしたい、ということでもあります。