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2021年05月10日の記事は以下のとおりです。

笑顔はどこから

  • 2021/05/10
たんぽぽぐみさんの日常です。
私たちの笑顔はどこからくるのかを大真面目に脳のデータを集めたりしている専門の先生方がいて、人間の笑顔は人間の群れをつくるためのものだ、というところまではわかっているそうです。
赤ちゃんのときから遺伝子か何かがそのようになっていて、楽しい感情などを笑顔で示して周囲の人たちに所属して結果として自身の安全を保つ、ということだそうです。

笑顔は人間の集団の所属の感情と深く結びついているということになります。
笑顔ではないこと、ブスッとしていれば大人でも機嫌悪そうな人とは距離を開けようとします。

脳の中には二つの大きな働きがあって、ひとつは自分の安全を保つために、外敵や危害を加えられることを避けるために、外部の人を警戒し、危険を察知すれば逃げるか攻撃するか、の働き。
ふたつめは、同じく自分の安全を保つために、外部の人と協力したり助けられたり助けたりして、外部の問題を解決していく働き。

危険を察知すれば逃げるか攻撃するかの働きは、爬虫類(トカゲなど)も持っているそうです。原始的な本能だということですね。
外部の人と協力して自分の問題を解決するという働きは、人間特有の脳の前頭葉という部分が発達していないとできないことだ、というところまでわかっています。

これはとても大切なことを示唆してますよね。

私たちは社会生活を送るうえでボヤボヤしていれば詐欺の被害に遭ったり、外国の紛争地帯にウカウカ入ると犯罪にまで巻き込まれたりすることを警戒しなければ安全を保つことができません。トカゲさんと同じ部分を働かせなければならない、ということになります。

しかし、それだけだと、例えば警戒ばかりしている、この人は私に何の悪いことをしでかす人だろうか、という目だけでは当然生きていけなくなってしまいます。
トカゲのように1人で山の中やサバンナや穴の中で生きていくのは大変だから、他者がたくさん参加した社会的な仕組みの中で快適に過ごすために、協力できるところは協力する、とか誠実さ、とか笑顔が素敵、とか、そういうふるまいや行動が遺伝子レベルでプログラムされている部分がある、ということかもしれませんね。

これって、保育の現場でもすごくポイントになってくると思います。

笑顔、特に子どもたちの笑顔の写真は笑顔というだけで映えます、どこに出したとしても。




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