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行事の意味について

  • 2021/05/27

ももぐみさんのお友達はモンシロウチョウと何のバッタかな?網で捕まえたのかな?
もうすぐカマキリなんかも出てきてカマキリににらまれたりして、虫はホントに想定外の連続。
モンシロチョウは2匹でヒラヒラ飛んでることが多いですね、あれはツガイということかな。。

二十四節気をさらに細かく分けた七十二候の中にちょうど今ぐらいは「カマキリ出る」とあります。

ここで行事について考えてみます。

1年12カ月、二十四の節気の中で大昔から、原則、奇数の月と奇数の日が重なる季節の変わり目の節目の日に、次の行事が連綿と受け継がれてきました。

3月3日→上巳節(じょうしせつ)→桃の木で邪気を払い家族や子どもたちの無病息災を願う行事→ひなまつりへ
5月5日→端午節(たんごせつ)→菖蒲の葉っぱで邪気を払い家族や子どもたちの無病息災を願う行事→端午の節句、子どもの日へ
7月7日→七夕節(しちせきせつ)→笹の葉を立てて家族や子どものたちの無病息災を天に祈る行事→たなばたまつりへ
8月15日→中秋節(ちゅうしゅうせつ)→満月に家族や子どもたちの無病息災を願う→中秋の名月、お月見へ
9月9日→重陽節(ちょうようせつ)→菊の花で邪気を払い家族や子どもたちの無病息災を願う
1月1日→春節(しゅんせつ)→中国では爆竹を鳴らして家族や子どもたちの無病息災を願う→節分へ
(旧暦と新暦は数週間~1か月ほどのズレがあります。)

昔は医療も今のように発達していなくて、疫病や災害などで子どもの健康や安全も常に脅かされていた状態で、昔の人が心から願った節目の行事が今にも残っています。

園では、これらの行事から宗教的なものは中立にして、大人から子どもたちへ健康に育ってほしい、ということを伝えるメッセージの場として、行事をとらえています。
こうしたメッセージを伝えるためのツールとして、桃の花でも、ひな人形でも、笹の葉でもこしらえて、その季節にふさわしいメッセージと思い出を子どもたちにプレゼントする、という趣旨でとらえています。

逆に言えば、この趣旨が貫徹できないもの、一方的に子どもたちに何かをさせているが、子どもたちは意味がわかってることはなく、何か作って終わり、何か歌って終わり、にはならないように注意しています。なぜかといえば、子どもたちの活動には日々の活動と同じようにネライが欲しいからで、こうしたメッセージ性の強い行事をすることによって子どもたちの勇気づけにつなげたいからです。


(9月9日の重陽の節句というのは今はありません。旧暦の8月15日中秋の名月は新暦の9月21日ころなので、この辺あたり中秋の名月を愛でる、ということもアリかなと思います。)


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