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  • 2021/05/22
さくらぐみのお友達が絵本の絵をそのまま描き始めたら、クラスのお友達も描き始めて絵本を作っちゃおう、という活動ですね。

言葉が出始めたころの子どもは白い紙にバチバチ点を打ったり、ぐるっぐるっとマルを描いて「パパ」「ママ」「ニーニ」「デンシャ」などと言いながら描いています。

だんだん、生活や遊びの中で肘と手首の動きが滑らかになってくると、このマルに手足が生えはじめて人間の形らしくなります(頭足人)

だんだん胴体が描くようになり、髪の毛が生えたり目や口を描いたりという段階まできます。

このとき、ぐるっと閉じた一重のマルが描くことができるか、描こうとしてもどうしても最後に線がつながらない子もいます。

またきれいに交差された十字が描くことができるか、これも簡単そうで、なかなかすっと描けない子もいます。

これらがスムーズに描くことができない子が、いきなりひらがなを書く練習に入っても、妙なクセがついたり、つまりひらがな学習に入るにはまだ早いのだと、発達心理専門の先生が公表しています。

ひらがなは漢字と比べても曲線が多く、案外難しい。

ここで、閉じた一重マルの練習をさせたり、交差十字の練習をさせても、させられている子どもにストレスが多いばかりでメリットはないと思います。そして閉じた一重マルが描けない、交差十字が描けないからといって、それだけ発達のスピードはゆっくりなだけで他の子と比べて劣っているわけではありません。

くつろいだ雰囲気と、遊び込めるお部屋の環境の下で、写真にあるような自ら楽しく自由に描く体験を積み重ねて、自然とひらがな練習に入ることができる時機が熟したときにひらがな学習に入る、そうするとスムーズにきれいなひらがなを書くことに無理なくつながることになります。

数字や計算の仕方についての感覚も同じ見方をしています。発達の原則として、何かの発達課題を飛び越して次の段階の発達課題をクリアできることはない、と見ます。

赤ちゃんのハイハイやつかまり立ちと同じようにどの段階にも大切な意味があると思います。

サッカーボールに慣れ親しんでサッカーボールを自分で任意に転がしていく遊び体験を飛ばして、いきなりドリブルやシュート練習などさせても大人が期待するような結果は出ないとも見ます。

岩崎保育園のサッカーコーチに来てくれるギラヴァンツも会社としてキッズ指導についてはこの方針です。

他の活動や計画、カリキュラムも同じ考え方をしています。




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