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いろんな見方

  • 2021/05/20
たんぽぽクラスの遊びの様子では赤ちゃんの喜怒哀楽がはっきりわかりますね。赤ちゃんの写真というと笑っているか泣いているかが定番ですが怒っっている瞬間というのもわかりやすいですね。

赤ちゃんが泣きわめくときには体調のことを心配しますが、体調のことではないときに、大泣きは自分の身の安全を確保するための、周囲の人からお世話をされるための信号の意味があると言われますよね。
これって自分の安全のために周囲の人に所属するというはっきりした目的があります。

そして年齢を重ねていっても、喜怒哀楽には目的がある、という見方をすれば子どもたちの行動を理解するときにそれほど難しくなく、対応の仕方も自然とわかるときがあります。

もう大きくなって言葉も覚えてお兄ちゃんお姉ちゃんになっても何かと泣きわめくことばっかりとすれば、注目されてお世話されることが目的なんでしょう、だとすれば注目されて自動的にお世話されることで所属しようとしているんでしょう、と解釈できます。
泣きわめいている本人は周囲への対人的な所属の方法がわからないか、わかっているけどできないと思い込んでいるか、わかっているけど面倒くさいと思っているのか、他の子と比べてしまって劣等感を刺激されているのか、たとえその辺がわからなくても、


「ダンゴムシを私と一緒につかまえてみよう。あの石をひっくり返してみるぞ。重たいぞ。」「私と一緒にこの背の高さまでは積んでみようかね。壊れるかもれんけどちょっとあなたと積んでみたい」「君が赤ちゃんならキックできないけど、サッカー選手ならあの間に3回はキックできるね、そのうち1回はゴールに入るかもね、お母さんが見たら喜んで拍手するだろうね、君が赤ちゃんなら困った顔をするだろうね、君が決めるんだよ、どっちがいいの?」などなど、とりあえず対応の方向は捉えることができます。

この感情には目的がある、という見方は問題を整理しやすく解決の方向を導きやすい見方だと思います。

こういう見方は、例えば子どもが相手の場合、子どもは自分の言動の目的を指摘されると、さらに泣き出したり、怒ったり、ぺろっと舌を出して照れたり、顔が赤くなったり(認識反射)、ああ図星だな、とわかりやすいこともあります。
ということは、それだけ真実に近い考え方なんだろうと思うのです、この感情には目的がある、という見方は。


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