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ささやかな創意工夫をリスペクトしたい

  • 2021/08/16
アブラゼミを見つけたさくらぐみのお友達は何とか捕まえたいのですが、高いところにいて手が届きそうにありません。

さくらぐみのお友達が共有する課題がここでひとつ生まれました。

さくらぐみのお友達は先生の方を見て「あのセミ捕って!」とはならなかったようです。

お友達同士「ジャンプしたらいいんやない?」「タイヤを持ってくれば?」とお話合いを始めました。

先生は「ジャンプしても届かないよ。」「タイヤ持ってきてもダメだよ」と言いません。

そしてお友達は平均台を持ってきました。そして笛が鳴りました。

結果セミが獲れたかどうかはではなく、このようなプロセスを切り取ってお伝えしたいと思うんです。

あるタイプの大人からすれば、仕事をしていると、次々と問題が現れてストレスだらけで不安だ、苦しい、具合が悪くなりそう!などと苦労というよりも拒否反応を示して本当に体調を崩す方もいます。

ああでもない、こうでもない、と自分で考え話し合いに参加できる習慣というか生活態度が身についていれば、こういった社会人としての不適応反応は相当に予防できると思うのです。

小さな子どもが考える内容だから、おおよそ大人からすれば結果が知れていることだらけかもしれません。

安全性に関わることは大人が制止してコントロールしなければなりませんが、それ以外で子どもたちが自分で立とう、自分で歩こう、自分で考えよう、自分で話そうとしているシーンがあれば、それが大人がおんぶして進んだ方が早い場合でもあっても、見守っていきたいと思います。

初期値鋭敏性というノーベル賞をもらった考え方があります。最初はどんなに小さな一歩であっても、最初はどんなに取るに足りない成果であっても、継続しているうちに、加速度的に成長していくのだという何にでもあてはまる考え方があります。

幼児期というのはその初期のころそのものなので、子どもたちから出てくる小さな創意工夫をリスペクトすることが、私たちにとっての第一歩かもしれません。
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