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終わらない力比べ

  • 2021/07/19
ひまわりぐみさんとももぐみさんのお友達は影絵遊びを楽しんでいます。

子どもたちがわざと汚い言葉を使ったり、大人の嫌がることをして注意を引こうとして(負の注目行動)、それでも注目が得られないと思った場合は、次の大人と力比べ、の段階に移行します。

子どもが自分の方がお前より上だ、ということを主張するためにいろんな挑戦的な態度や言葉を大人に発するようになります。その目標は楽しく過ごすこと、などではなく、相手より上に立つこと、勝つこと、相手を見下げること、といったもので、このような場合の大人の対処方法は勝負の相手にならない、になります。

ただこれがまた実際にやろうとなると難しい。言わば相手はケンカを吹っかけてきている形で、黙って見過ごすわけにもいかないことばかりで、そんなとき大人の力にモノを言わせて怖さなどで屈服させると、そのときはよくても、今度は次のさらにやっかいな段階に移行してしまう。

これは大人の世界でも同じで、なぜかいつも周囲の人を見下して自分は周囲よりも優れている、周囲よりも強い、周囲よりも賢い、周囲よりも・・・と人間関係を上下関係でしかとらえられない人もいます。これが実社会ではけっこう多いんですよね。

よく会社なんかで部長とかが俺は偉いんだぞ!と部下を相手にパワハラしているケースなんかもそうでしょうし、逆にお役人さんとか店長とか何かの責任者を目の前にすると急に敵意を露わにしてケンカ腰になる、というパターンも同じ根っこなのかもしれない。

子どもたちが自分が注目されないのなら、お前より偉いんだ、とマウンティングするようになると、他の第三者の大人が新たに関わりを始めた方が状況が早く良い方向に変わるのではないかと思います。

子どもの方はマウントの相手となった大人に対し「お前の言うことはきかないぞ!」と言っているのですが、これに対して何とか自分の言うことを聞かせよう、と派手に対等に子どもとケンカを繰り返すことはよい解決の方には向かわないということなのです。延々と同じことの繰り返しループになるでしょう。(どうすればいいのか、という選択肢はあります。)

次は大人とケンカしても注目されない場合、または大人とケンカして当然ながら負けてしまった、となったとき、子どもはどんな段階に進むのでしょうか。
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