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積み木って複利計算だった?

  • 2021/06/25
ももぐみさんのお友達は積み木を組み合わせてカタチにしてますねー、お友達によってはまだ3歳にならないうちから、こうした活動を目の前で見ている、これはどういう意味があるでしょうか。

人類の発明の中で最大なもののうちのひとつに「複利計算」があるそうです。お金を貸したり借りたりするときの利息のことですね。

ざっくり例えるなら、積み木の活動は積み木の上に積み木を1個積むと2個になる、2個の上に1個積んで3個になる、という具合には進みません。それなら1個ずつ細長ーいアンテナみたいなものを積むならそれでOKなのですが。

実際には子どもたちは、積み木の上に1個積んで2個の積み木を見ながら4個積んで、4個の積み木を見ながら8個積んで、8個の積み木を見ながら16個積んで、という思考をたどります。

これは複利計算の思考そのものになります。だから将来お金の計算がしやすいように今のうちに積み木をするのだ、ではありません。

複利計算が私たちに伝えるメッセージは、何でもいいのでちっちゃい成功が雪だるま式に膨らんで大きな成果に進んでいくよ、最初の小さな一歩が加速がついてどんどん成長するよ、最初から完璧を目指すのは無理ですよ、やりたいことがあるのなら、とりあえず小さくスタートしてやりながら考えましょうね、とか、そういうことです。

皆さんお仕事をされているので、そのようなこと実感がありませんか?

特にノウハウとか、知識とか、こういった目に見えない無形資産と呼ばれるものは、経験や勉強は砂時計と同じように一定の速度で一日の決まった時間だけしかしないのに、継続していけば無形資産が雪だるま式に膨らんでいく、例えば同じ能力がある2人なのに、一人は一日10分のプラス経験・少しの勉強をしていた、もう一人は何もしなかった、たったこれだけの違いが時間の経過とともに、ものすごい差になって表面化する、ということでもあります。

こうやって目に見える成果が出て来たときに、~ちゃんはもともと才能に恵まれているのだ、頭がいいのだ、それに比べてどうして僕はできないんだろう、などとマイナスの感情を持ってしまうことがあるのだとしたら、実はお互い普通の人間なんだよ、ということがすごく多いと思います。

だから逆に、最初の小さな疑問とか小さなチャンレンジを恥ずかしがったり、なぜかお友達と馬鹿にしてふざけたりちゃかしたり、こういう状態だと、ああもったない、せっかくの果実をもぎとるチャンスだったのに、ということになります。なんかこれ、大人の世界でもありそうです。

複利計算にまつわるこうしたことは小学校・中学校などでも教えないみたいです。(あれ、違うかな?)でも起業している人なんかはめちゃくちゃこのあたり身に染みて納得できると思います。

ももぐみのお友達はすでにこのことを体感していることになりますね。子どもたちの小さな一歩、ちっちゃいやる気、ちっちゃい勇気、ちっちゃな興味、ちっちゃい疑問、を自由に表に出せる環境でありたいです。




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