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紙飛行機

  • 2021/08/23
さくらぐみのお友達は雨の音が好き。雨の音、雨の勢い、たまっていく水の流れや動き、海みたいになっていく園庭にサメが泳ぎよるかもしれんね、と想像も膨らんできます。

晴れた日の飛行機雲をエルマーの絵本の色のない虹と見えました。

ここで、不思議な話ですが、いろんな絵本を見てみると、内容に違いはもちろんありますが、水、風、火、土のどれか、または何個かからんでいます。川や海、雨や雲は水、お日様や光は火、植物なんかどれも組み合わさって成り立っているし、そう言われればそう見える。

昔の人は身の回りで起きることをこういうエレメントに分けて考えたり予想したりしていました。子どもたちはエレメントをモロに感じられるものにジーっと引き付けられイロイロ想像し考えて楽しみます。

昔の日本人はもっとエレメントを細かく分けていて、水、火、土、金、木の5つから身の回りのものが出来ていると考えていました。

水は木を育てて、木は燃えて火を生んで、火は灰(土)を生んで、土は中で石や金を生んで、金は溶けて水になる、とサイクルで見ていました。

水は土によって吸い込まれて消えて、土は木によって栄養分を吸い取られて、木は金で出来たノコギリで切り倒されて、金は火に溶かされて消えて、火は水によって消される、とこれもサイクルで見ていました。

昔の人は、というか、実は子どもたちも感覚としてこういう見え方をしている部分があると思います。そこからさまざまに思考を展開していきます。考える力のオオモトになります。

あのね、この水はH20という分子で出来ていてね、とこの年齢の子どもたちにお勉強させようとしてもまず理解が及ばないのです。

雨ひとつを見るにしても、子どもたちの景色は大人とは違う見え方をしていると思います。

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