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畑を耕しました

  • 2021/05/07
年長さんのお友達は園庭の畑で「ミミズがおればフカフカに土になるんよ」と言ったそうです。
ミミズは土の中の古い葉っぱなどを食べてフンをして、どんどん栄養分たっぷりのフンがたまっていきます。
そのためには葉っぱの腐ったもの(腐葉土)などを土に混ぜておかないといけません。
ついでに牛フンや馬フンなども混ぜていたら、微生物くんたちがフンを食べて食べてどんどん分解されて植物の栄養になってきます。
完熟した牛フンや馬フンはニオイがしません。「ウンチなのに臭くない!」と子どもたちが体験してみるのもいいかもしれません。
ミミズや目に見えない小さな微生物のフンがいっぱいになると土がフカフカになってきます。この間の土の変化を子どもたちが感じる体験をするのもいいかもしれません。
こうして目に見えない土の中のドラマを子どもたちにあの手この手で想像してもらうのもいいかもしれません。土を耕すとどんどんミミズや微生物君がさらに活躍してくれるんだよと伝えると子どもたちは自ら耕し始めるのだと思います。
大人から言われて、手と足だけで耕している状態を避けるために、私たちは活動をこのようにささやかに企画して、子どもたちがこうした土の中のドラマを想像しながら自ら耕やそうとする、姿を引き出そうとします。ここに今回の耕し活動のネライを持ってきます。「自ら耕やそうとする」というネライです。
この場合は「上手に耕す」とか「用務員さんに感謝をする」というネライはまた別の意味と活動になるので、メッセージを確実にこどもたちに届けようと思ったら、ネライは複数持ち込まない方がいいと思います。
当園では、このような形だけではない、意味をとらえながら活動への導入を考えます。
もちろんこれは、答えのない課題なので、大人が話し合いながら方向を見定めております。
そしてこのドラマチックな土の上に種をまいたり苗を植え付けるのだとしたら、子どもたちはその先を想像して、次は水をやろう!という自らの意欲につながってくるのではないかと思います。
その先は?フンが栄養になって野菜を育てて、その野菜を食べて土に還す、このサイクルを子どもたちが実感できることを園の食育のひとつの大きなネライとしています。




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