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振り子

  • 2021/07/10
年長さん、年中さんのお友達は収穫したトマト、オクラ、ナス、ピーマンでピザクッキングです。

園庭の畑で育てた野菜を自分でクッキングしてみて、野菜が目の前でどんなふうになるか見て、食べてみる体験をさせたい!と担任の思いでホットプレートを持ってきて、トマトにケチャップを混ぜ、オクラやナス、ピーマンをトッピングして、チーズものせて焼いてみました。

フタを開けるとトマトとチーズが溶ける香り、食べてみると太陽の味、ナスとピーマンはそもそも嫌いな子が多いはずなんですけど。。

ほんのちょっとでも自分でクッキングしてみるとナスとピーマンが嫌いなことも忘れてしまう子がいたとか、このクッキングを通じて、人から言われてすることと自分でやってみることとは意識が違うとか、子どもたちがこれをやりたい!という欲求は大人の企画次第で引き出せるとか、いろんな収穫があったと思います。

これを見てて料理というのもコミュニケーションだなと思います、今日はピザを作ろう、カレーを食べよう、焼き肉をしよう、恵方巻を作ろう、一人ではやってても楽しくないし味付けや盛り付けもそんなにこだわらなくてもいいですよね、二人以上の大切な家族とか友人とかのコミュニケーションとして料理とか飲み物があるんだろうと思います。

とすると、給食の時間も単に食糧補給以上の意味があると思います。大人でも孤独にグルメを楽しむ人もいますけど、あれも他のお客さんの様子とか、お店の人の人柄とかこだわりとか、そういうのと一緒に味わっていると思います。

それから、今回これは後押ししようと思ったのは、収穫したものを自分たちで調理したい、という担任の思いでした。芸人の鉄拳さんご存じですか? トマトやピーマンやオクラやナスが芽から成長して作物が実り、料理となるまでのストーリーを芸人の鉄拳さんの「振り子」(you tubeで見れます)みたいなパラパラ漫画みたいに想像してみることは、もしかして人の気持ちに共感するとか云々の初めの一歩では?という気がしました。

トマトやピーマンの気持ちがわかれということではないですが、これを人に置き換えると、たまたま何かの縁のあった相手の人の生きてきた背景とかを鉄拳さんのパラパラ漫画風ストーリー仕立てで想像してみるところからコミュニケーションに入ると関係が違ってくるかもしれません。今回のクッキング活動で子どもたちにとってはその初めの一歩かなとも思います。




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