ピーマンアンテナって何
- 2021/06/12
さくらぐみのお友達は園庭の畑でナスやピーマンを育てています。植物の栽培とか動物の飼育(ここでは飼育はありませんが)は詳しくは入りませんが、専門的に見ても相当の体験とメッセージを子どもたちにプレゼントしてくれるみたいです。
これは機会があれがまた触れるとして、子どもたちがナスやトマト・ピーマンの変化に関心を持ってお世話をする、ことをネライとした場合、子どもたちがどうも関心が薄いよなあ、という場合はどうでしょうか。
私は植物を育てたり、他の取り組みでも同じだと思いますけど、仮に子どもたちの一部がそれに興味関心を持つまでいかなくても、この場合だったら、ナスやピーマンにアンテナが立てばそれでよいと思います。
少なくとも、ナスやピーマンの赤ちゃんが目の前にあってすぐ「ピーマン!」と声が出たことはポンとピーマンにアンテナが立った瞬間だと思います。
それはお部屋に帰ればなくなって消えてしまうアンテナではなく、おそらく生涯の「ピーマンアンテナ」が出来た、ということでしょう。
これからピーマンを見れば少し大きくなったぞ、とアンテナに引っかかり、雨が降ればピーマンに雨が降っていると思ってアンテナにひっかかり、それを誰かに伝えようともするでしょうし、ピーマンを食べることを想像するでしょうし、大人になったら他の植物にも植物アンテナが立って町を通ることが少し気づきが多く楽しくなるかもわかんないし、料理に興味を示すようになるかもわかんないし、どんな野菜が体にいいか子どもに教えようとするようになるかもわかんないし、ピーマンの値段の上がり下がりを見て農家の事情や世の中の景気の動向を考えるようになるかもしれないし。
もちろん一日中ピーマンのことばっかり考えて夜寝るときもピーマンが出てきて眠れない!みたいなことにはなりません、そうなるのは嫌々ながら無理やり強制的にピーマン栽培をさせられた場合だと思います。だからこうした方法はとらないようにします。
まるで複利計算みたいに保育園で立てたピーマンアンテナが大人になってもたくさんの情報を拾い続け、その子の心身を助けてくれるんじゃないかな、という大切なアンテナだと思います。
そしてこれはピーマンアンテナだけじゃない、先日のシンデレラアンテナ、積み木アンテナ、わらべうたアンテナ、環境に応じて無数のアンテナが子どもたちに立てば、そこから雪だるま式に子どもたちの知識・ノウハウ・情操は育っていく、というサイクルになっています。
何か情報商材の売り込みみたいな言い方になっていますが、本当にそう思います。
なので、子どもたちのアンテナがぴょこんと立つように楽しい方法と楽しい活動の中でよりたくさんのアンテナを立てたいなと思います。
少し梅雨らしくなったんですかねー