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2023/02/17
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年長さんが昨年の夏ごろからバケツで稲を育てていましたが、それが秋口に実り、子どもたちがコメを収穫していました。

子どもたちが収穫したそのコメを混ぜて、園庭で飯ごうを使ってご飯を炊いてみました。

ご飯がふっくらと美味しそうに炊け、フタをとった瞬間の炊き立ての湯気がブワーと上がります。

それをバットに入れ、焼きオニギリにしてみんなで食べました。

子どもたちは稲が育ちコメを収穫し、お米を炊き、おにぎりになって食べるというサイクルをすべて体験したことになります。

普通の生活をしていると、田んぼで米ができるところまでを見ることはないですし、米を炊くといっても炊飯ジャーでボタンを押したら出来上がり、これは野菜でも同じことになります。

生活のこういったプロセスを知らないと、食わず嫌いを起こしたり、食べるときに気があっちに行ったり遊びながら食べたり、ということにもなりがちです。

大人がおりこうさんに食べさせようとしても、なかなか難しいことがあるのは、食べ物が目の前のテーブルに盛り付けられるまでの物語を知らないから、というのが一番大きいような気がしますね。

 

2023/02/16
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年少さんの子どもたちが絵本「カラスのパンやさん」の読み聞かせから、カラスのパンやさんの世界を再現してごっこ遊びをしています。

絵本の場合、親子で何十年と飽きることなく読み継がれているロングセラーがあり、子どもたちに読みきかせる場合、このロングセラーを選ぶとまず間違いないようです。

ロングセラー絵本はそのストーリーの面白さもありますが、ページを開くたびに次の展開が不思議と子どもたちの興味に沿ったものになっていて、何度読み聞かせても「もう一度読んで!」と子どもたちからリクエストされるのも特徴ですね。

こういった絵本から、室内での遊びにつなげると子どもたちの興味も持続して、活動への入り方がスムーズになります。

子どもたちを本気にする仕掛けは、なるべく絵本の世界を壁に貼ってみるとか、積み木で木を積んでみるとか、いろいろありますが、子どもたちと一緒にやると、大人が大人に見せる活動にならないというメリットもあります。

 

2023/02/15
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例えば、お外でのボールを使ったゲームや室内でのカードゲームや積み木を使った活動などというのは、失敗する可能性のあるもの、または、勝ち負けのはっきり分かれる活動になります。

こういう活動というのは、当然、活動する当事者にとってみれば、失敗しないように、または負けないように、その動機でいろんな考えや工夫を実行していきます。

その結果、うまくいったり、うまくいかなかったり、となります。

うまくいった場合は、保育士さんは子どもたちと一緒に喜んで、うまくいかなかった場合はヒントを子どもたちに提供したり、もう一度一緒にやってみたりします。

ここで、最初から成功するしかない、勝つしかない、というように大人の教えられたとおりにする活動だと、子どもたちにとってその分だけ活動に対する面白さが減って、気があっちにいったりこっちにいったりしがちになってきます。

主体的、主体的、といいますが、それは日常の活動の中にありふれたことで、その方法は難しくはありません。

それは子どもたちの実際の様子を見て、そう理解できるからでもありますし、子どもたちのそれぞれが自発的な態度が身に着くと、クラスの集団づくりも、集団での活動も格段にスムーズになってきます。

 

2023/02/14
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年長さんの子どもたちが児童文化科学館(プラネタリウム)に行ってきました。

光の帯や宙に浮いたボール、子どもたちは不思議がって触って、お友達同士確認し合って、そのワケを探ろうとします。

この不思議さに不思議と思わなくて、好奇心が動かない、とすれば、日常的にボールを投げたりけったり、という体験が少ないのかもしれません。

どうしてこうなるんだろう?という問いを発して自ら触ってみる、調べてみる、というのはほとんどすべての学習やお仕事のチカラの源であったりします。

そのときにわからなくても、実は脳は考え続けていて、何かの体験のときに、わかった!となることも多い。

ですので、やはり実体験がポイントになるのでしょう。

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