つながっているかも
- 2021/08/18
写真はここ1週間の給食メニュー。ご飯と味噌汁がついています。
今がちょうど秋雨の季節ですが、雨が多くて水や湿気の多い日本では、水田でお米がたくさん獲れて、味噌、納豆、漬物といった発酵食品が発達してきました。
海に囲まれて魚や海藻が豊かで、日本人の腸内細菌のみ海藻を分解する腸内細菌が住んでいるそうです。
味噌汁や納豆はお腹の中の善玉菌を増やして全身を健康に保つように働いてくれますし、魚のDHAやEPAは血液をサラサラにしていろんな生活習慣病を予防してくれます。
先日、立秋になったとたんに気温が下がり秋雨が降り始めましたが、食べ物もこんなふうに周囲の土地とか山とか海とか、僕たちはなかなか空気みたいで気づかないけど、実は周囲の季節や土地の自然とアチコチでつながっているんだよということを様々な体験を通じて子どもたちに伝わるといいなと思います。
逆に、身の回りの人とか自然とか、そういうものとつながっていない、バラバラで、それぞれがお互いに関係ない、という前提で思い込んでいるからこそ、どちらが上でどちらが下かというようなマウンティングが起こったり、偏見や差別が起こったり、孤独で寂しい思いをしたり、というようなことがあるんだろうと思います。
自分は身の回りの田んぼの水やそれを運んでくれる山や、腸の中の何十億という細菌や、海や山の動植物を食べてそんなものこんなものトータルで出来上がっているんですよ、ということがわかれば、または知れば、意識や気持ちがまた変わってくると思うんです。
たくさんのつながりがあってもそれが感じられず苦しむ人もいるし、つながりはあまりないんだけど少しの思い出や大切な人を身近に感じて前を向ける人もいるし、子どもたちにはそういうことを感じられるセンスが育って欲しいなと、最近特に思います。