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お友達関係

  • 2021/06/09

ひまわりぐみのお友達は電灯で光と影の不思議を体験中。

3歳半から5歳くらいまで、の発達課題は積極性 対 罪悪感、ということですが、また深刻な言葉ですね。

これはざっくり言えば、それまで保護してくれる親とか保育士さんなどとの関係から、友達同士、仲間同士の関係に人間関係が広がっていきますよ、友達同士仲間同士の関係が良くなるように大人が手助けする必要がある時期、という感じです。

昨日みたいに友達同士虫を追っかけてるとか、写真のように友達同士懐中電灯をああでもないこうでもないと試行錯誤したり、そういうことを体験しなければいけない発達段階だということですね。これも当たり前のようですね。

この友達同士群れて活動する体験が不足すると、大人になってから、友達同士においても、仕事とか社会人としての行動においても、人ととの距離感がわからない状態が出てくるかも、というところです。

「子どもへのまなざし」にある話ですけど、ある人に対して、こちらが親しく歩み寄るとすっと避けられてしまう、関心がないのかと思って止まると相手は何らかの関りを求めて近づいてくる、こういうタイプの人とか確かにあてはまりそうです。

人と関わりを求めているんだけど、過剰に評価を恐れたり、変な人と思われたらどうしよう、とか、何かいい人と思われなければならない重荷がどこかにあって人が来ると緊張するとか、一緒にふざけたり何をしても許される関係なら普通だけどきちんとした場では急に卑屈になったり、エリクソンの言う罪悪感みたいな感じですね、本人は自分はなんて繊細なんだろう、などと苦しんでいて、周囲の人たちからすると腫れ物に触るような思いをしている、こうした生きづらい思いをしている人はけっこうたくさんいるみたいです。

現場では、こちらに無関心なのかと思っていたらこちらの一挙手一投足を観察していたり、何か優しい言葉をかけるとガバーッと来て密着する、これはこうしなければいけないよ、と言ったらバサーっと離れてお前は敵だー!みたいになる、イロイロ話しているとまたベターッとくっついてくるけど、何かチラっと本音を言うとどーっと引いて身構えるみたいな、幼児くらいの年齢ではこういうことを繰り返して友達関係を築いていく体験が必要なのだ、という意味で、この体験が不足すると、これらの行動が大人になっても出てくる、ということになります。

園の中では、このお友達同士活動する、という体験が少ないまま、みんなで先生の方を向いてワーク帳ばかりしているとか、長期間みんなで先生の方を向いて行事の練習ばかりしているとか、そういった状態を避けよう、という趣旨でもあります。









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